MATERIAL MAGAZINE

2021.May | MEMBER’S VOICE

メディアに一番近い立場からニュースバリューを創出。MRチームの魅力と挑戦|チーム紹介 #4 〜MRチーム編〜

マテリアルマガジンをご覧のみなさま、こんにちは。マテリアルグループ広報担当の時田です。

マテリアルマガジンでは、マテリアルへの理解をより深めてもらうための連載企画として、マテリアルの各チームをご紹介し、日々会社を支えてくれている各チームメンバーに着目中です。今回は第4弾として、メディアリレーションチーム(以下「MRチーム」)の佐々木真瑚さんと原田珠里さんにお話を伺いました。日々の業務でのやりがいや大変なこと、普段のチームの雰囲気について語っていただきました。

1.どんな情報にも“ニュースバリュー”を創出する

最もメディアに近い立場として様々な案件を進行

ーチームの業務内容を簡単に教えてください。
佐々木:MRチームの基本的な業務内容は、メディアと良い関係値を築くこと(メディアリレーションズ)です。その中でも、チームミッションとして掲げているのは、『どのような案件でも、記事掲載・露出を獲得すること』。多くの案件に携わっているため、時には、そのままでは露出が難しいと感じられる案件もありますがそうした場合にもメディア露出を獲得できるように、『ニュースバリューを創出』することが重要な役割だと思っています。
 
また、発足して半年程のチームなのでメディアリレーション構築以外にも様々な業務を進行しています。その中で多くを占めているのが、「プロモート」「キャラバン業務」ですね。その他には、「メディアリスト精査」や、「メディアヒアリング」「プロモートシート作成」なども行ます。
 
ーチームミッションである『ニュースバリューの創出』のために日々行っていることはありますか?
佐々木:毎朝1人1個のニュースを、「気になるニュース」としてメンバー同士で共有できるように、情報収集を行っています。チームが発足したての頃は、事例研究として過去に話題になっていた事例を見つけて、その事例がなぜ多くのメディア露出を獲得できたのか分析していました。事例研究の他にも、炎上したニュースについて紹介してくれるメンバーもいるので、多角的な視点を勉強できる機会になっていると思います。また、メディアへのヒアリングを行う中で得た新しい情報をチーム内で共有することもあります。
 
このチームならでは「おもしろさ」や「やりがい」はありますか?
佐々木:各営業局ごとに担当を振り分けているため、日々様々な案件に携わることができる点です。同じような案件ばかりで飽きるようなこともなく、「この案件だったら、こういう文脈がいい」等、幅広い視点を持って考えることができます。また、マテリアル全社を横断して、進行中の案件をどのチームよりも把握しているからこそ、メディアが求めていることに対して効率よく情報提供することができるので時々編集担当の方から、「そんな情報まで持っているんですか?!」と驚いてもらえることもあります。中でも、良いリレーションを築いているメディアの方から、「〇〇情報を求めているのですが、何かいいネタはありませんか?」と相談してもらえた際に、やりがいを感じます。メディアの方から頼りにしていただけることは非常に嬉しいですね。
 
原田:やはり他チームよりも、メディア関係者と関わることが多いので、どうすれば露出獲得まで繋がるのか、最もメディア寄りの視点で考えられる立場にいることは、おもしろいです。また、自分が狙った通りの文脈で露出できた時が一番やりがいを感じるかもしれません。メディアと一番近い立場だからこそ、クライアントの希望通りに露出できた時は、より一層嬉しいです。
 
また、最初の頃はメディアとの距離感が分からず、緊張して堅くなることが多かったのですが、あるメディア編集者の方が、業務のことだけではなく、プライベートのお話や仕事のエピソードまで、非常にフランクに話してくださったことがありました。それを機に、「こんなにフランクに話してもいいんだ!」と思うになったことで、メディアとの距離感を徐々に掴めるようになっていきました。

コロナ禍でのメディアリレーション構築はSNS×バイネーム

反対に、「大変なこと」や「苦労したこと」はありますか?
佐々木:私が営業局にいた頃は、入社1年目だったため、業務の進行方法がある程度決まっている中で先輩方にサポートしていただくことばかりでした。しかし、MRチームに配属されてしばらく経った頃に、各営業局ごとの担当が決められ、初めてリーダーポジションになりました。自分が担当する業務だけではなく、同時に周りのメンバーのことも気にかけながら業務を進行することに慣れず、非常に苦労しました。また、緊急事態宣言のタイミングだったため、チームワークもあまり築けていないままフルリモートになってしまったんです。そこからは、週に2〜3回ほど、積極的にチームMTGを設けることで、チーム内コミュニケーションの強化に努めました。最近では、困りごとがあれば、チーム内だけではなく、MRチーム全体に声掛けすることを意識しています。
 
原田:私は、入社してすぐにMR配属となったため、メディアリレーションが何もない状態からのスタートでした。加えて、コロナ禍でメディア編集部と電話が繋がりにくくなっており、メディア開拓の点では非常に苦労しました。「繋がりません」ではコンレポ(※メディアヒアリング内容をまとめたレポート)お戻しすらできないので、新たな開拓手段として、SNSを活用してライターや編集部の方に直接アプローチする方法を取り入れました。
 
ーコロナ禍でメディアリレーションを構築する上で、大変だったことはありますか?
佐々木:今回のコロナ禍では、バイネーム(指名)でアプローチすることの大切さを実感しました。これまでは、編集部宛に電話すれば担当者に繋いでもらえましたが、リモートワークではそうはいきません。そのため、丁寧にメディア研究を行って、編集者に対してピンポイントでアプローチする必要がありました。電話で繋がることのできない場合は、SNSで直接アプローチするのですが、SNS上でもコミュニケーションには配慮が必要です。新しい取り組みでしたが、同時にやりがいも感じましたね。
 
原田:SNSでアプローチする際には、「自分が何者なのか」をきちんと伝えつつも、普段メールで送っている長い文章をそのまま使用すると、どうしても読まれにくくなってしまうため、必要最低限の情報をバランスよく盛り込んで送ることを意識しています。

企画の上流からメディア視点を盛り込めるように

ー普段の業務で大切にしていることはありますか?
佐々木:「些細な報告も欠かさないこと」ですね。最初の頃は、営業局に対して細かな報告ができていなかったため、「これって今どうなっていますか?」と確認されることが多々ありました。私自身、営業局にいた頃は、TVチームの皆さんにプロモートをお願いする機会も多かったのですが、TVチームの皆さんが些細なことでもこまめに連絡をくれていたことの大切さを実感しました。今では、「今日は何時〜何時までプロモート稼働予定です。」と細かく伝えることはもちろん、コンレポも出来る限り詳細に戻せるように意識しています。また、担当している案件の進行状況も、自分やチームだけではなく、MRチーム全体として把握するために、早めに情報共有を行うことを大切にしています。
 
原田:特に、営業局とのやり取りで意識していることは、「次に繋がるコンレポを戻すこと」です。最初の頃は、露出獲得できなかった際に、「どうすれば露出できたのか?」という視点が抜けていて、メディアの目線をレポートすることができませんでした。今は、“次に活かせる”コンレポを営業の皆さんに渡すことを最も意識しています。
 
ー今後挑戦したいことはありますか?
佐々木:挑戦したいことは、大きくふたつあります。ひとつめは、より多くのキャラバンにいくことです。今は、コロナの影響もありなかなか実現していませんが、もっとメディアの方と直接会ってお話したいと思っています。ふたつめは、メディアへの理解をさらに深めて、企画の上流から提案できるPRパーソンになることです。メディアが今求めている情報をきちんと把握していれば、クライアントへの提案クオリティも格段に上がるはずなので、リアルなメディア視点を持って企画の上流段階から入り込むことは非常に重要だと思います。また、企画の上流から露出を逆算して考えることができていれば、自然と露出も増えるはずです。だからこそ、メディア知見をより深めていきたいなと思っています。
 
原田:佐々木さんと同じく、オフラインでメディアの方と会う機会を増やしていきたですね。コロナの影響も多く受けていて、PRイベントに来られるメディア関係者も限られてしまっています。これまでのようなPRイベント全盛期と比較すると、直接会話できる機会も減ってしまっています。

2.発足して間もないチームだからこそ、挑戦できる

メディアプロモートは「雑談力」が決め手

ーチーム内はいつもどんな雰囲気ですか?
佐々木:MRチームのほとんどは、入社1年〜3年目メンバーかつ女性です。それ故に、美容・コスメや流行りのコンテンツをよく知っているメンバーが多いので、普段の会話でも盛り上がることが多いと思います。
 
原田:”話し好き”なメンバーが多いですよね。会話しているうちに、何かについて熱く語ったり、色んな方向へ話が進んだりすることがよくあります。
 
佐々木:業務についても、相談しながら進行することが多いので、「これどうやってプロモートしてるの?」等、お互いに聞き合うこともあります
 
原田:出社していた頃は、各メディアの反応や露出状況も報告し合っていました。それぞれのメンバーが明るくて楽しいチームだと思います!
 
 
ーチームの“イチオシポイント”を教えてください
佐々木:新しく発足したチームなので、決まりごとが少ない分、メンバーから意見が出たら何でも試してみるカルチャーがあります。MRチームは全体的にフランクなので、年次に関係なく、萎縮せずに自分の意見を伝えることができるはずです!
 
原田:佐々木さんの仰る通り、どんな人が入っても溶け込みやすいのは間違いないと思います。プロモートや担当業務で行き詰まった際にも、気軽に相談し合えるチームなので、とても心強いです。
 
 
どんな人がこのチームや仕事に合うと思いますか?
佐々木:「話し好きな人」は楽しく仕事に取り組めると思います。メディアプロモートは相手と「お話をする」ことが基本なので、話し好きであることは大切なポイントです。そのため、「雑談力が高い人」は、MRチームで活躍できると思いますね。また、いい意味でミーハーな部分を持っていて、ジャンルを問わず、新しいものや流行りに敏感であることも大事な要素だと思います。他には、目標に向けて粘り強いハートを持つことが大切です。
 
原田:あとは、「細かい作業が苦にならない人」ですね。MRチームの仕事は、細かな部分までメディアにヒアリングして、詳しいコンレポを営業にお渡ししなければならないため、ひとつのことにも丁寧に向き合える人は向いていると思います。また、露出獲得などの“成果”に繋がるまで、どうしても時間がかかることが多いので、最後まで粘れる忍耐力のある人が向いている気がします。佐々木さんの仰るように、結果がついてくるまで前向きに取り組むことのできる強いハートを持っていることが大切だと思います!

※2021年5月時点の情報です。

マテリアルグループ広報 時田友里香

マテリアルグループ広報 時田友里香

マテリアル2018年入社の広報担当。好きな食べ物は羊羹。広報業務のほかMATERIAL MAGAZINEの執筆を担当しています。世の中のひとがもっともっとマテリアルグループを知って、好きになってもらえるよう日々勉強中。