MATERIAL MAGAZINE

2023.September | MAKE NEW

福島の魅力と“北泉の波”を発信する「KITAIZUMI SURF FESTIVAL 2023」運営代表に聞いた開催までのストーリーとは?|イベントレポート

マテリアルマガジンをご覧のみなさま、こんにちは。マテリアルグループ広報の時田です。

マテリアルでは、2023年9月16日〜18日の3日間、福島県の復興支援を目的としたイベント「KITAIZUMI SURF FESTIVAL 2023」を南相馬市とともに共催。ライブ配信を含め、3日間で7万人以上のサーファーと観客が魅了されるイベントとなりました。

今回のマガジンでは、甲冑を着た侍サーファーや、海外からのゲスト選手によるエキシビション、経済産業大臣/西村康稔氏や、衆議院議員 兼 本イベントアンバサダーである小泉進次郎氏たちによる北泉海岸の視察およびイベント登壇など、当日の臨場感たっぷりのレポートをお届けいたします!この機会にぜひご覧ください。

1.復興支援イベント「KITAIZUMI SURF FESTIVAL 2023」をダイジェストレポート

初日から盛りだくさんのイベントとともに開幕!

本イベントでは、国内から男子32名/女子32名によるトーナメントが行われ、北泉海岸の波を背景にトップアスリートたちによる競技が繰り広げられました。
 
当日の開会式では、晴天のなかブルーインパルスによる幕開けにはじまり、南相馬市の伝統武芸である相馬野馬追の演舞や、甲冑を着た侍サーファーによるサーフィンの披露など、初日からイベントが盛りだくさん。また、南相馬市を拠点に活動するキッズダンサーによるダンスのほか、2日目には地元・湯本高校のフラダンス部によるフラダンスショーも行われました

さらに、海外選手によるキッズサーフィンスクールや音楽ライブ「Surf in MUSIC」なども開催されたほか、イベント内に設置されたマルシェでは、福島県の特産品や地元の有名店が出店されました。

世界的なプロサーファーを福島に初めて招待

また、本イベントでは、海外より元ワールドロングボード世界チャンピオンのハーレー・イングレビーさんと、パリ五輪サーフィン競技のアンバサダーにも就任されているジェレミー・フローレスさんをゲスト選手として招待。おふたりのエキシビションでは、独自の技巧が披露され、3日間を通じてサーファーと観客たちを魅了しました。本イベントに国際的な色彩をくれたおふたりが当日寄せてくれたコメントをご紹介いたします。

ジェレミー・フローレス今回の来日は地元・福島の方々と、サーフィンファンの皆さまへのメッセージを込めています今回の来日が皆さまの力になることを心から願っています。また、先ほどキッズサーフィンスクールを見に行きましたが、それぞれの子たちがすごく頑張っていて笑顔で楽しんでいたのでこれからも多くの望みを捨てずに復興を続けてほしいと思います。私が来ただけでは力不足かもしれませんが、さまの些細な力になれるといいなと願っています。
 
ハーレー・イングレビー:今回はじめて福島に招待されて来ましたが、とてもキレイなビーチで、サーフィンも非常に楽しかったです。私の地元のビーチ岩場の形が似ていたので、思わず地元を思い出しました。福島はのどかで素敵な地ですね。また、今回招待をきっかけに震災当時の写真や映像を見ましたが、ここまで復興しているとは思っていなかったです。私たちが来日したことによって、これからの近い将来、少しでもさまに多くのパワーを与え、多くのサーファーがこの北泉海岸戻ってきてくださることを願っています。
 
さらに、今回本イベントに出場してくれたプロサーファー兼タレントの平原颯馬さんが、マテリアルグループ広報のインタビューを受けてくださりました!

―本大会に出場されてみていかがでしたか?
 
平原:プロサーファーになってからこうしたサーフフェスティバルに出場したことがなかったので、はじめての経験でしたが、大会ではありつつもお祭りのような感覚でこの場を楽しむことができました。福島にゆかりのあるマルシェや乗馬体験など、普段の大会ではなかなかない環境で試合に挑むことができて、非常に楽しかったですね。また、僕はグーフィーフッターなのですが、北泉の波はグーフィーの波が良く、テトラ沿いの波も気に入ったので、ぜひまた来たいなと思います。
 
―オープニングイベントでは、甲冑を着て波に乗ってくれましたが、感想をお聞かせください。
 
平原:「タイムスリップしちゃったのかな」と思うくらいなりきって着させていただきました(笑)。はじめてジェットスキーに引っ張ってもらいながら波に乗ったのですが、いつかやってみたいと思っていたことのひとつでもあったので、貴重な経験ができたと思います。

福島県民の力で魅力を発信していきたい

―このサーフフェスティバルに出店されてみていかがですか?
 
芳賀:素晴らしい天気に恵まれて嬉しいです。福島県内の浜通り・中通りも一緒になって楽しむことのできる魅力あるイベントですし、美しい北泉海岸と福島の飲食店とを融合させてよりブラッシュアップしていってほしいなと思います。来年もこうしたイベントを開催してもらえるなら、ぜひ出店したいですね。
 
―芳賀さんが思う福島の魅力についてぜひお聞かせください。
 
芳賀:福島は、太平洋に面したこの浜通りと四季折々の果物が魅力の中通り、そして、山々など豊かな自然の会津があり、海も山もアクティビティが満載です。お米はもちろん、海鮮物や果物も美味しくて思いやりのある人が多い地だと思っています。震災を経て、協力”という形ではなく、県民の皆さんでより密に主体性をもって魅力発信に取り組んでいきたいと思っています!

―愛知県からの参加者である岩男さんからコメントをいただきました!
 
僕は長くサーフィンが大好きで、このイベントを楽しみに愛知県から来ました。海外選手が日本に来てくれる機会はなかなかないので、非常に楽しみにしていましたし、フェスティバルなので、普段はサーフィンに興味のない人たちも来やすいこうした大会は、非常に意義のあることだと感じました!

2.南相馬市の魅力と、国内有数のサーフィン聖地である北泉海岸の融合

南相馬市と北泉海岸の魅力を発信しつづける

イベント2日目には西村経済産業大臣が視察に訪れ、南相馬市長や実行委員代表である室原氏との対談をおこないました。実際に西村経済産業大臣が食しているきゅうりは、南相馬市の旧避難地域で復興のために作られた園芸団地で栽培されたもの。
 
南相馬市では、震災以前より気候的にもきゅうりの収穫量が多く、この機会にぜひ召し上がってほしいと市長自らが持参されました。

南相馬市広報のコメント
このイベントとサーフィンは、海の資源を活用した観光・交流・促進のつながりの要であり起爆剤だと思っています。これからも南相馬市の波の良さを発信してより多くの人に訪れていただきたいと思います。

イベントアンバサダーである小泉進次郎氏も登場

同日には、イベントアンバサダーである小泉進次郎氏も北泉海岸に訪れ、ライブ配信出演や、一般参加者とともにビーチのクリーンアップ活動を実施。小泉氏の参加は、サーフィンへの熱い想いを示すものでした。今回のマガジンでは、小泉氏へのインタビュー内容をご紹介いたします!

―処理水放出後にもサーフィンに来られていて、南相馬の盛り上がりを感じているかと思いますが、この度のイベントを通していかがでしょうか。
 
小泉:実際に来てくださっている方々にお話を聞くと、県外も含めて多くの方が訪れていて、海に入ったり「常磐もの」を食べたりと、これまでにない機会を提供できたことが本当によかったと思っています。また、私たちも子供たちと海に入りましたが、こうして子供たちが当たり前に福島の海でサーフィンをしている、遊んでいる、魚を食べている、という姿を国内にも国際的にも発信する機会があります。このイベントには、フランスおよびオーストラリアから世界のトップサーファーであるおふたりが来てくれています。処理水放出後、福島県内でのこうした国際的な取り組みは、初の試みだと思います。このような機会を通して、参加してくれたサーファーが、世界に対して北泉の魅力を発信してくれることは非常に価値ある出来事です。
 
また本日は、これから受けるであろう福島に対する非科学的な攻撃も含めて、チーム一丸となって跳ね返していく、乗り越えていく、という想いも確認できた貴重な機会でした。漁師の方が目の前の海で獲ったヒラメを持ってきてくださり、地元農家の方が栽培されたきゅうりもいただくことができました。こうした面も含めて、あらゆる形で応援を続けていきたいと思います。
 
小泉さんご自身は、今後どのような発信をしていきたいですか?
 
小泉:今はアルプス処理水の放出直後のタイミングなので、世の中の関心はそれなりに大きい時期だと思っています。しかし、ニュースはすぐに飽きられてしまう。今はこうして注目していただいていますが、これからその注目度は間違いなく下がっていくことでしょう。それでも処理水の放出はこれから何十年と続いていきます。大事なことは、地域住民の方々を声を聞いて、さいごまでともに取り組み続けることだと思っています。
 
さらに、自民党サーフィン議連および大阪ブルーオーシャンビジョン推進議連の皆さまが、マテリアルグループ広報のインタビューに応じてくださりました。本マガジンでは皆さまからの温かいメッセージをご紹介いたします!

―国際的なサーフィン大会と福島の魅力を発信する復興支援という両軸が融合された本イベントですが、温かなメッセージと今後の意気込みをお聞かせください。
 
朝日健太郎氏/自民党サーフィン議連
非常に盛り上がっているサーフィンの大会だなという印象を持ちました。特に、福島南相馬以外の方々が多くいらっしゃっているなと思います。やはりサーフィンを通じて日本中の仲間がこの大会の応援に来てくれていると感じました。我々もその情熱を受け取りましたので、しっかりとこれからの活動に活かしていきたいと思います。
 
勝俣孝明氏/自民党サーフィン議連
室原さん中心にサーフィンのさんが盛り上がっているなと、実際に来てみて感じました。本当に熱い想いをもってやっているなと思いました。そして「常磐もの」も本当においしかったです!
 
高村正大氏/大阪ブルー・オーシャン・ビジョン推進議連
この福島の地で海を体で感じて、この地で穫れた魚を舌で感じて、安全で美味しいものだと改めて実感しました。こうした視点をわたしの今の立場で世の中にしっかりと発信していけたらと思います。
 
笹川博義氏/大阪ブルー・オーシャン・ビジョン推進議連
わたしの選挙区は群馬県なので、海でのイベントは非常に印象深く新鮮さを感じました。山も川も、そして海もそれぞれ美しい自然を大切にしながら、多くの方が安心安全にスポーツを楽しめるような環境づくりに邁進していきたいと思える、貴重なきっかけをいただくことができました。

3.運営代表に聞いた、イベント開催までのストーリーとは?

福島の地で“ここまでカッコよくできる”ということを形にしたかった

―まずは、この2日間の率直な感想をお聞かせください。※インタビューは2日目である9月17日に実施
 
河野:僕は運営側にいるので進行面などでの大変さや、この北泉海岸に多くの人が来てくれるのかという不安は当然ありましたが、来場してくだった方々を目にした時に、半年以上の時間をかけて準備して、こうして形にできて良かったと改めて感じています。
 
室原:僕はこのイベントのヘッドとして立たせていただいていますが、ある意味、分かっていないことが最も多いのは自分自身だとも思っています。だからこそ、このイベントを通して客観的に気付いた点も非常に多いんです。来年もこの北泉海外で開催できるのであれば、「もっとこうしたい」などの改善点はもちろん、「ここのスピード感は高めたい」逆に「ここは慎重になりたい」などの細かな気付きが多くありました。より良い大会運営を目指していきたいと思っていますが、何よりここまで形にできただけでも僕は宝だと思っています。

―開催にあたり難しかった点があれば教えてください。
 
室原:今回は行政との連携もあり、補助金の使い道を明確にする必要がありました。だからこそ、その予算付とスケジュールとのタイムラグも大きく、レギュレーションも難しかったので大会の直前まで焦りも多かったですね。
 
河野:そうですね。そうした事前準備を一から知ることができたという点では大きな収穫だったと思います。また、今回「復興」というキーワードをどこまで出すのかという色付けは非常に難しく感じました。プロ選手も集まってくれているサーフイベントのなかで、そうしたキーワードを全面に出してしまうとどうしても選手も引っ張られてしまう。実は、このイベント会場の幟(のぼり)にも復興というワードは出していません。僕ら運営が掲げているのは、「日本で一番良いものを作る」ということ。改めて、この福島の地でここまでカッコよくできる”ということを形にすることが大切だったので、チームとして得られたものは大きいと思っています。

―これから挑戦していきたいことはありますか?
 
室原:このイベントはスタートラインに過ぎません。ここからどこまで伸びていけるのかが重要ですし、こうしたイベントがいつの間にか“福島の当たり前”になっていけたらいいなと思います。そのためにも、2027年にこの北泉海岸で、「ワールドサーフィンゲームズ」を開催することを大きな目標に、まずはそれに向けた選考会も必ずこの地で開きたいと思っています!
 
河野:地元住民や行政・業界の皆さんが描いている想いを形にするために僕らが手伝えることは、PRはもちろん、イベントの見せ方等もその一端です。今後は、よりカッコいいものを作っていくためにそのクオリティも追求していきたいと思います。
 
また、今日までの2日間を通して改めて実感したことは、こうしたイベントに対する解釈・理解度や大会への思いはいまだ不揃いだということ。正直、今のような状態で大きな世界大会を開催することは非常に難しい。だからこそ、毎年積み上げて仲間を増やしていくことが僕たちの大きな目標になります。地方・行政・企業など多くのステークホルダーを含めて作り上げていきたいと思っています!
 
室原:2027年にこの地が「ワールドサーフィンゲームズ」の会場になれるよう、みんなで積み上げていきたいですね!
 
 
本マガジンのさいごに、イベント当日に広報チームが撮影したオフショットをご紹介!

素晴らしい天気にも恵まれたなか、それぞれの熱い想いを形にした「KITAIZUMI SURF FESTIVAL 2023」。マテリアルグループはこれからも、「Switch to Red.」の実現に向けて、世の中の価値観や常識を変え、それぞれの個性を輝かせるために、新たな価値創出に取り組んでまいります。

※2023年9月時点の情報です。

マテリアルグループ広報 時田友里香

マテリアルグループ広報 時田友里香

マテリアル2018年入社の広報担当。好きな食べ物は羊羹。広報業務のほかMATERIAL MAGAZINEの執筆を担当しています。世の中のひとがもっともっとマテリアルグループを知って、好きになってもらえるよう日々勉強中。