MATERIAL MAGAZINE

2021.January | MEMBER’S VOICE

会社のカルチャーは社員ひとりひとりの“自分ごと化”から生まれる | カルチャー会インタビュー

マテリアルマガジンをご覧のみなさま、こんにちは。マテリアル2018年入社広報担当の時田です。

今回のマテリアルマガジンでは、マテリアルグループ全体のカルチャーをアップデートするべく、様々な活動に取り組んでいる『カルチャー会』に着目。約1年半前にゼロから『カルチャー会』を立ち上げた、マテリアルグループ ワークプレイス マネージャーの寺本周子さんと、マテリアルBP2局第2グループマネージャーの亀山桃子さんにインタビューを実施し、おふたりの社員に対する思いや、『カルチャー会』で成し遂げたいことについて語っていただきました。

■対談者プロフィール

寺本周子:マテリアルグループ ワークプレイスグループ マネージャー
2015年10月中途入社。入社後は、CD本部(コーポレートディベロップメントにて人事総務業務に従事
 
亀山桃子:マテリアル BP2-2 グループマネージャー
2015年4月新卒入社。現在は、BP局(ブランドプロデュース)にてPRプロデューサーとして企業のPR・ブランディング支援に従事。

1.会社をより良くするためのカルチャーづくり

社内初の“カルチャー専門チーム”立ち上げ

ーなぜ『カルチャー会』を発足しようと思ったのですか?
亀山以前からマテリアルでは、社員が「会社を良くしていこう!と声を上げて、さまざまな取り組みを行っていました。ただ、それらの活動はカルチャーづくりを専門的に行うものではなかったので、カルチャー専門チーム”を立ち上げて組織文化に紐付いた施策を提案すれば、会社がより良くなるのではないかと考えたことがきっかけです。約1年半前に、同じ思いを抱えていた寺本さんとふたりでチームを作り、社長に提案させていただく機会をもらい発足しました。
 
会社のカルチャー作りに注力したいと思ったのはなぜですか?
亀山:新卒でマテリアルに入社した当時から、「会社をより良くしたい」という強い想いを持っていました。それを実現するためには、根底にある会社の空気や環境などが大きく関係するため、カルチャーそのものを育んでいく必要があると思ったんです。
 
 
 

マテリアルの魅力は「風通しの良さ」と「誰もが挑戦できる環境」

ー『カルチャー会』の活動を通して見えたマテリアルの魅力はありますか?
寺本:日頃から行っている社内アンケートでは、「一体感」「連帯感」や「風通しの良さ」などの項目は常に評価が高いです。キックオフや忘年会のような全社行事が毎回盛り上がるという点でも、マテリアル社員の皆さんは常に楽しむことに貪欲で、社員同士で協力し合える風土があると思います。私は転職経験があるため、なおさら「風通しの良さ」は大きな魅力の1つだと感じています。
 
亀山:「やりたい」と声を挙げれば、年齢役職に関係なく誰もが挑戦できる環境があることが魅力の1つだと思います。また、入社当時から、辛いことや仕事の悩みはすぐに上司に相談していました。周りの人に相談しやすく、社員同士で支え合えることも魅力の1つかもしれません。現在は、私もチームをマネジメントをする立場になりましたが、これまで自分の意志を尊重してもらってきたからこそ、チーム内の風通しの良さと、後輩社員の「やってみたい」という気持ちは必ず後押ししたいと思っています。

2.カルチャー形成を助成するさまざまな取り組み

『カルチャー会』の具体的な活動内容

①マテリアル3年目5年目研修
https://www.wantedly.com/companies/materialgroup/post_articles/272818
新卒・中途入社を問わず、社会人3年目・5年目の社員で集まって行う社内研修です。マテリアルが掲げている今後のミッション・ビジョン・バリューへの理解を深める他、自身のキャリアと向き合う機会として、ディスカッション形式のワークショップ研修を実施しています。
 
②マテリアルアワード
https://materialpr.jp/materialmagazine/view/16/1
「マテリアルアワード」は、1年に1度社員を表彰する取り組みです。毎年決まった表彰項目を定めたうえで、”事前投票制”にて年間アワード対象者を決定するものです。社長やGMからはもちろん、社員同士の投票もあります。賞は全部で項目となり、大きく<社長・GM賞><行動指針賞><BEST MGR賞><オリジナル賞>の4グループに分かれております。また昨年中は、コロナ禍だったこともあり、「特別功労賞」も用意されました。
 
③プロジェクト“MAKE NEW シート
「プロジェクトMAKE NEWシート」は、カンパニーバリューである“MAKE NEW”をひとつひとつのプロジェクトで創出することを目的とした、目標設定シートです。プロジェクトのキックオフ時に、メンバー内で「挑戦したいこと」「実現したい“MAKE NEW”」を設定し、クロージング時には結果と照らし合わせながら振り返りを行います。全社員が常に“MAKE NEW”を意識しながら業務に取り組めるだけでなく、やりがいやモチベーションアップにも貢献することを目指しています。
 
#〇〇に挑戦プロジェクト
昨年4月政府から発令された「緊急事態宣言」をきっかけに、マテリアルグループの社員が、個人の意識とモチベーション維持のために、『自粛期間(休業)に挑戦すること』を全社に向けて宣言したプロジェクトです。実際に取り組んだ挑戦については、自粛期間が明けた後にそれぞれのチームメンバーに共有しました。
 
 

『カルチャー会』の存在が会社への信頼に繋がる

ー実際に『カルチャー会』を推進する中で、印象に残った施策はありますか?
寺本:昨年9月に発表した「マテリアルアワード」で取り入れた“全社投票”です。これまでの「マテリアルアワード」は、マネージャー陣だけ投票する形だったので、“全社投票”は初めての試み。現場目線投票理由も一緒に投稿してもらうことで、表立っては見えない社内での活躍や、縁の下の力持ちのような存在の人にもスポットが当たる良い機会になりました。また、個人投票だからこそ、それぞれの思いが詰まっていて、アワード後に投稿されたコメントを受賞者に配布した際には、そのコメントに感動する様子を見ることができました。
 
亀山:確かに、「マテリアルアワード」は360度評価の施策なので、より多くの社員にスポットが当たる貴重な機会でしたね。
 
ー「カルチャー会」を通して嬉しかったエピソードはありますか?
寺本:新卒採用を担当する際に、『カルチャー会』の紹介をすることがあり、「社員が自ら会社の文化作りに携わっている様子が好印象だった」「会社がより良くなろうとしていることが伝わる」と学生の皆さんから言ってもらえることが嬉しいです。マテリアルグループに対する信頼感・安心感を感じてもらうことは、『カルチャー会』の存在意義として重要な要素だと思います。
 
亀山:カルチャーは“会社の幹”そのものになる部分であり、重要な指針です。私のような若手社員が、経営陣と共に、そんな重要な会社の幹づくりに携われていることに非常に感謝しています。実際、経営陣と一緒に特別合宿をして、会社方針についてディスカッションをしたこともあります。また、具体的な施策において嬉しかったのは、過去に2回実施3年目5年目研修に参加してくれた社員から「キャリアを考えるきっかけになった」等の意見をもらえたことです。自分が行ったことに対して社員の皆さんからリアクションフィードバックをもらえた時はやはり嬉しいです。

3.先が見えないからこそ挑戦し続ける組織へ

全社員がカルチャーづくりを“自分ごと化”できるように

ーこれから取り組みたい施策はありますか?
寺本:『カルチャー会』が発足してからこれまでの1年半は、グループ全体の土台を固めることをメインに活動してきました。今後は、施策の大小を問わず、グループ全体に向けて多くの施策を提案していきたいと考えています。例えば、コロナ禍で先が見えない時代だからこそ、社内制度や勤務体制も事後対応になるのではなく、先手を打ちながら動くことが重要になると思います。社員ひとりひとりが、マテリアルの魅力に気付ける機会を設けながら、カルチャーづくりを“自分ごと化”する手助けが出来ればと思います。
 
亀山:今後の目標は大きく2つあります。1つめは、社員を巻き込みながら施策を継続できるように、カルチャー会の取り組みを定着させることです。2つめは、昨年4月の緊急事態宣言の時に実施した「#〇〇に挑戦プロジェクト」のように、そのときの状況に沿った施策を迅速に提案実施することです。『カルチャー会』のテーマは「挑戦」でもあるので、先が見えない中だとしても、新しい挑戦を続けていきたいです。
 
 
 

カルチャー会が目指すマテリアルの未来像

ーマテリアルグループはこれからどのような企業になってほしいですか?
寺本:『カルチャー会』が目指している企業像は2つあります。1つめは、社員ひとりひとりが会社に対して“自分ごと化”する意識が醸成されていること。『カルチャー会』のような組織から発信するだけでは、企業のカルチャーは形成されません。カルチャーは社員一人一人の意識によって生まれるので、例えば会社に対して疑問に思ったことや、改善したいと思ったことを自ら積極的に手を挙げられるようになることが重要です。年次に関係なく挑戦できるカルチャーがベースにあるからこそ、みんなが「会社をより良くしたい」という意識を持てる企業を目指したいです。
 
2つめは、今あるマテリアルの魅力を伸ばすことです。『カルチャー会』を通して、マテリアルの魅力を多く発見してきました。こうした活動をしていると、改善点ばかりに目を向けてしまいがちです。だからこそ、マテリアルらしい魅力を見失うことなく、これからも残していきたいと思います。
 
 
 

全社員が声を上げられる空気作り

ーさいごに、マテリアルグループの社員へメッセージをお願い致します。
寺本:会社をひとつの“組織”という箱で見ると、本来はみんなが味方であるはずなのに、目指しているベクトルが違うように感じてしまうこともあると思います。もちろん、全員にとっての「100点の会社」を作るのは難しいことですが、その中でも、それぞれにとって“居心地の良い会社”を実現するためには、社員ひとりひとりのアイデアや意見が必要不可欠です。そして『カルチャー会』としてはそんな社員の皆さんが自信を持って声を上げられる空気を作れるように、これからも会社と向き合っていきたいです。
 
亀山:寺本さんの意見にもあるように、会社のカルチャーは、「みんな」で作っていくものです。『カルチャー会』は、あくまでもそのきっかけを作るチームなので、「みんなで一緒に」という気持ちを忘れずに持っていてほしいなと思います。実際に、「社内異動制度(社内FA制度)」なども現場の声から生まれたものです。マテリアルには、“変化もウェルカム”という空気があるので、「今はまだ制度がないから…」と諦めずに、積極的にアピールしてください!

※2021年1月時点の情報です。

マテリアルグループ広報 時田友里香

マテリアルグループ広報 時田友里香

マテリアル2018年入社の広報担当。好きな食べ物は羊羹。広報業務のほかMATERIAL MAGAZINEの執筆を担当しています。世の中のひとがもっともっとマテリアルグループを知って、好きになってもらえるよう日々勉強中。