MATERIAL MAGAZINE

2021.March | MEMBER’S VOICE

魅力的なコミュニケーションツールを目指して。社員を繋ぐ「マテ活」とは|モチベーション施策インタビュー

マテリアルマガジンをご覧のみなさま、こんにちは。マテリアル2018年入社広報担当の時田です。

今回のマテリアルマガジンでは、リモートワーク中の社員同士のコミュニケーションを活性化させ、モチベーションを高めるために新たに始まった新社内制度、「マテ活」に注目。この「マテ活」は、どのような想いのもとで生まれ、ローンチ後マテリアル社員にどのような影響をもたらしているのでしょうか。数ある新社内制度のアイデアの中から、社内プレゼンで見事に勝ち抜き、現在に至るまで奔走してきた「マテ活」チームを代表して、マテリアルBP局の木津悠穂さんと、MRチームの原田珠里さんに話を伺いました。

対談者プロフィール
木津悠穂:マテリアル2020年新卒入社。
入社後はBP局で法人営業に従事。地域活性化に関心。
 
原田珠里:マテリアル2020年新卒入社。
入社後はBP局でメディアリレーション構築に従事。
 
モチベーション施策とは
新型コロナウイルスの影響によりリモートワークが導入され、直接的なコミュニケーションが難しくなったことを踏まえて、部署を越えた社員同士のコミュニケーションを活性化させる施策の一環として実施。1年目を中心に、サポートメンバーとしても2〜3年目の社員が平等に配属されたチームを編成し、“社員のモチベーション”をテーマに企画〜プレゼン発表を開催しました。

1.新社内制度「マテ活」誕生の背景

「仲の良い人がいる会社は楽しい」というシンプルな発想

-今年の2月から始まった「マテ活」の概要について教えてください。
マテ活は、マテリアル社員の皆さんの「関心事」「趣味」「出身地」などの共通項で社員同士をグループ化する「社内コミュニティSNS」です。SNS内で話題をシェアすることはもちろん、社員同士で遊びに行ったり、オンライン飲み会やオフ会をしたり、活動方法の幅は無限にあります。
 
ー「マテ活」のアイデアはどのような発想から生まれたのですか?
木津:マテ活のアイデア自体は、シンプルに「どうすれば、社員の皆さんが楽しく会社に行くことが出来るか」という視点で考えました。同じチームメンバーの「好きなひとがいると学校が楽しかったよね」という発言をきっかけに、恋人や友人に関係なく、“好きな人”がいる環境は魅力的だという話に展開したんです。アイデア出しから企画を深堀りするところは、思っていたよりもスムーズに進行できましたが、プレゼン相手となる社長やマネージャーを始め、相手を納得させるためのロジック作りは時間をかけて緻密に行いました。
 
なぜ「マテ活」が今のマテリアルに必要だと思いましたか?
木津:今回のモチベーション施策が始まってすぐに、同じチームの先輩方に、「今のマテリアルの課題は何だと思いますか?」というオープンな質問をさせてもらいました。その回答の中で、配属されたばかりの1年目社員は、同じ部署内にほぼ同期がいないため、チームメンバーと気軽に話しづらいのでは?と後輩社員を心配する声が上がったんです。また、私たち20卒メンバーの体感としても、新型コロナウイルスの影響でリモートワークが続いていたため、今以上に部署を越えた社員同士の繋がりが増えれば、会社がより良くなるかもしれないと考えました。
 
原田:確かに、私たち20卒メンバーは、入社当時からリモートで新人研修をしていたので、そこから会社や社員の皆さんに溶け込んでいくにはどうしたら良いのか、という不安は感じていました。だからこそ、発案したマテ活は、こうした不安も払拭してくれるかもしれないと思いました。
 
木津:私たち自身が、「マテ活」のような取り組みを求めていたという面も大きいですね。

2.「マテ活」全社ローンチまでの軌跡

お互いの長所を発揮することでスムーズに進めることが出来た

ーモチベーション施策を通して大変だったことはありますか?
木津:モチベーション施策が開始されたのは、私たちが仮配属された直後だったので、普段の業務と並行して取り組むことが何よりも重要でした。また、チームメンバーそれぞれが、行きたい部署も明確で仕事に対しても強い意思を持っているが多かったので、「お互いの意思を尊重したい」という気持ちが強かったと思います。だからこそ、各自の得意なことを活かす形で進行しました。
 
例えば、あるメンバーはパワポ作成が得意でしたし、原田さんは俯瞰してチームをまとめるのが得意でした。他にも、同じチームには他メンバーが言いにくいこともズバズバと言ってくれる人がいたので、ディスカッションも非常に盛り上がりました。お互いの適材適所を見極めることで、相談の時間やタスクの偏りを無くすことが出来ました。メンバーそれぞれの長所を上手く発揮したことが勝因のひとつだと思います。
 
原田:木津さんが話してくれたこと以外には、同じチームの2年目先輩がチャット上に1年目+先輩の「なんでも相談室」を作成してくれたんです。相談室では、「マテ活」のことはもちろん、業務のこと以外にも何から何まで相談することが出来ました。リモートワークだとしても、こうして先輩と蜜にコミュニケーションが取れた影響は大きいと思います。このモチベーション施策の本来の目的である「先輩とのコミュニケーション」という面も達成できたと思うので、非常に感謝しています。
 
ー実際に「マテ活」が選ばれたときの気持ちを教えてください。
木津:選んでいただいて嬉しい気持ちはもちろんありましたが、想定よりもローンチ時期が早く、急ピッチで具体内容を詰めていかなければならなかったため、焦りとプレッシャーが大きかったです。チームメンバーの間でも、「嬉しいね!打ち上げしよう!」とはならなかったですね(笑)
 
原田:実は、最終プレゼンの時点では、使用するツールはYammerではなくて、Teamsでの運営を想定していました。そこから本格的なローンチに向けて使用するツールも見直すことになったので、「本当にこのままで上手くいくのかな?」という不安が大きかったです。

社員へのスムーズな導入と継続的な運営のために

ー「マテ活」ローンチまでに意識したことはありますか?
原田:全社へのローンチに向けて意識したことは主に二軸あります。一つ目は、どうしたら社員の皆さんスムーズにマテ活を使い始めてもらえるか。二つ目は、どうしたら継続的にマテ活を使ってもらえるか、です。一つ目の軸は、CD本部の方から「Yammerのほうが導入までのハードルも低く使用しやすいのでは」という提案をいただいたおかげで、運用方法を詰めていくことが出来ました。そこからローンチまでは、操作の洗い出しや不具合の確認を何度も繰り返し行いました。
 
木津:二つ目の軸は、主に企画チームが進行しましたが、社員の皆さんに継続的に使い続けてもらう方法は、今も思考錯誤しながら実施しているところです。

社員の楽しそうな様子を見られることがとにかく嬉しい

ー「マテ活」にはたくさんのコミュニティがあると思いますが、どのようにして作成しましたか?
原田:各コミュニティの作成は、全社向けに「最近の趣味はなんですか?」というアンケートを行い、その回答の中から、より多くの社員の方が興味を持ってくれそうなトピックを選定していきました。それに加えて、「マテ活」開始時に、社員の皆さんが積極的に「こういうコミュニティ欲しいです!」と発信して下さったおかげで、今では50個以上のコミュニティがあります。
 
中でも、「映画」「キャンプ」「ゲーム」のコミュニティなどは特に活発に活動されています。例えば、映画コミュニティは、最近観た映画について語る”Clubhouseオフ会”を開催していましたし、キャンプコミュニティに関しては、なんと日帰りキャンプにも行っていました。各コミュニティの楽しそうな写真が投稿されているのを見た時は非常に嬉しかったです。また、「筋トレ」コミュニティでは、一味違った面白い使われ方をされていて、ある社員の方が淡々と日々“筋トレ日報”をあげてくださっています(笑)こういう独特な使い方も大歓迎です

3.社員を繋ぐモチベーションツールを目指して

「マテ活」がコミュニケーションのきっかけになる

今後、「マテ活」が会社の中でどのような存在になってほしいですか?
木津:私たち自身が、入社当時からリモートワークだったこともあり、先輩方となかなかコミュニケーションが取れずに苦労した経験があります。これからマテリアルに入社される方々には、同じような思いはしてほしくないという気持ちも強いので、継続して社内コミュニケーションを活性化させられる存在になってくれたら嬉しいです。
 
原田:最初に「マテ活」を作った目的にも繋がりますが、良い人間関係は、社員の皆さんのモチベーションにも深く関わることだと思っているので、この「マテ活」が会社に行く楽しみのひとつやそのきっかけになってほしいと思います。
 
ー最後にコメントをお願いします!
木津:まずは、関わってくださった皆さんに心から感謝を伝えたいです。そもそも、このモチベーション施策を企画してもらえなければ今回のような経験も出来ませんでした。また、先輩方のご協力がなければ、「マテ活」はローンチすら出来ていなかったと思います。GMの皆さんもローンチの直前まで全社に呼びかけてくださったので、こうして初速も早く浸透させることが出来ました!本当に、ありがとうございました。
 
原田:「マテ活」自体を企画したのは私たちのチームですが、実際に使って盛り上げてくださるのは社員の皆さんです。だからこそ、各コミュニティの特色は”みんなで一緒に”作っていきたいなと思います。「マテ活」の使い方は自由かつ無限大なので、これからが非常に楽しみです!

※2021年3月時点の情報です。

マテリアルグループ広報 時田友里香

マテリアルグループ広報 時田友里香

マテリアル2018年入社の広報担当。好きな食べ物は羊羹。広報業務のほかMATERIAL MAGAZINEの執筆を担当しています。世の中のひとがもっともっとマテリアルグループを知って、好きになってもらえるよう日々勉強中。